羽場こうじ店で絹子お母さんにお話を聞かせてもらったあと、百合子さんに連れられて会いに行ったのが、光子(みつこ)さん。 羽場のあたりで、みんなにおかあさん と呼ばれている、光子さん。
2月半ば、すこし寒さの緩んだ頃。 岩崎の真ん中あたりにある常磐饅頭さんを訪れた。
ヤマモ味噌醤油さんの横の小路を少し入って行ったところ、もともと酒蔵だった建物の影にある長屋の建物。 事前に電話口でお話したときよりも、すごく気さくな雰囲気でお話を聞かせてくださったのは、岩崎麹屋さんを営むユカさん。
岩崎の川向う、車で10分ほどのところに位置する増田町。内蔵(うちぐら)のある町並みで知られるこの地域は、古くから商人の町として賑わった。岩崎と同様、皆瀬川と成瀬川の豊かな水源を持ち、酒蔵や味噌蔵も多く存在していた。
増田の、岩崎側? 横手市と湯沢市の境界線のすぐ近く、羽場という地域で麹・味噌を醸造する 羽場こうじ店さん。大正の創業から変わらない製法で、三代に渡って麹とお味噌を作っている。
2020年の年の暮れから2021年の1月上旬まで、怒涛のように降り続いた雪。そもそも国の豪雪地帯に指定されている横手・湯沢地域ではあるけれど、どうやら例年の比じゃないようで。
これまでの記事の中で度々登場した、藁。 米の一大産地である秋田で、必ず副産物として発生する藁だけど、今僕たちが暮らしている中で 藁を認識することって あまり無いんじゃないだろうか。
岩崎を通る線路を跨ぐ形で掛かる陸橋のすぐそばの高台にあるのは、ふれあいセンターかしま館。会議室や体育館、調理室などを備えたコミュニティーセンター。コロナの前は 季節ごとの催し物があって、岩崎のお母さんのご飯を食べたり、とにかく美味しいものに出会える場所。
前回片野さんがお話の中ですこし触れた、鹿島様。藁で作られた 道祖神の一種。災厄退散と、五穀豊穣を祈願する守護神像。写真だとあまり大きく見えないかもしれないけど、実際は3メートル以上とすごく大きい。