石孫本店 手づくりの時間軸

暑さにうなだれていると あっという間に8月も末。
夏の後半はなんだか天気が荒れ気味だったが、田んぼの稲はまだ凛と立っていて、いよいよ新米の季節が近付いてきた。
これから黄金色になっていくのが待ち遠しい。

今回は、以前ふらっとお邪魔させて頂いた石孫本店を改めて訪れた。

石孫本店は、岩崎地区に現存する醤油・味噌蔵のうちの一つ。この辺をよく通る人からすれば、あのT字路に面した立派なお庭ですぐわかるはず。


醤油や味噌といえば、なんだか寒い頃に仕込んでいるイメージだったが、今年は特例でこの暑い時期にも仕込み作業をしているのだそう。

もちろん麹や味噌醤油は、発酵食品。2メートルを超す 手作りの木桶に入った素材は、季節によって、日によって、少しずつ姿を変えていく。

職人さんはその生きている醤油・味噌の面倒を見て、嗅いで、触れて、必要な作業を施し、やがてほんとうに香り豊かな、栄養の豊富な食品になる。

数百キロの味噌を、手作業で返すんだって。


秋田県では数年前、県内の発酵文化をより多くの人に楽しんでもらおうと、複数の施設に丁寧な改修が入った。石孫本店では、商品の試食や展示スペースの整備と、発酵を含む製造工程を安全に見学できるような改修をされたという。

改修後は、石孫本店のお醤油”百寿”をスープに使ったラーメンの提供も始められたそう。
ラーメンは土曜日限定。Instagramをチェックしてみて。 
https://www.instagram.com/ishimago_honten/